本年度は下記の2点について研究をすすめた。 1)注文住宅を取得した住まい手が、住宅性能について、何をどのように確認し、どのように決定したのかに関する実態調査 2)今までに実施した住宅性能に関する意識と要求レベルの結果の整理と分析 1)注文住宅を取得した住まい手が、住宅性能について、何をどのように確認し、どのように決定したのかに関する実態調査 これまでに住宅を購入した経験のある住まい手を対象に、アンケート調査およびヒアリング調査を行い、購入時にどの性能をどのような優先順位で考え、どう選択したのか等に関する調査を実施した。地域の違い、世代の違い等があることは過去の調査からわかっているが、それもふまえ、過去10年以内に自宅を注文建築で建てた住まい手を調査対象に限定し、自宅の性能をどのように決定したのかについて調査を行った。 2)今までに実施した住宅性能に関する意識と要求レベルの結果の整理と分析 これまでに継続して実施してきた住宅性能に関する意識および要求レベルに関する調査結果を整理した。さらに社会還元の意味も含め、HP形式での公開も準備している。これらの公表成果は、一般居住者を対象としたもので、自宅の住宅性能を決定する際の資料提供としての位置づけとして考えている。
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