本年度は下記の2点について研究をすすめた。 1)住まい手の住宅性能に対する意識に関する他国での調査結果比較(プレ調査) 2)今までに実施した住宅性能に関する意識と要求レベルの結果の整理と分析 3)来年度実施予定の住宅性能に対する意識調査の準備 1)住まい手の住宅性能に対する意識に関する他国での調査結果比較(プレ調査) 住まい手の住宅性能に対する意識について、国内でのこれまでの研究成果をふまえ、国外での評価について調査を行い、日本における住意識の特徴を明らかにするためのプレ調査を実施した。 中国の北京市在住市民10名とアメリカのニューヨーク在住市民8名を対象に、住宅の要求性能、要求順位、重視する性能、安全性や災害に対する意識などについてヒアリング調査を実施した。 日本においても地域や世代の違いはあるものの、住宅への要求性能や安全意識などには大きな違いがあることがわかった。 2)今までに実施した住宅性能に関する意識と要求レベルの結果の整理と分析 これまでに継続して実施してきた住宅性能に関する意識および要求レベルに関する調査結果を整理した。さらに社会還元の意味も含め、HP形式での公開も準備している。これらの公表成果は、一般居住者を対象としたもので、自宅の住宅性能を決定する際の資料提供としての位置づけとして考えている。 3)来年度実施予定の住宅性能に対する意識調査の準備 プレ調査の結果をふまえ、来年度実施する予定の調査準備をすすめている。
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