• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2005 年度 実績報告書

ヒューマンセンシング情報と操作履歴から得た学習者モデルに基づく学習支援システム

研究課題

研究課題/領域番号 17700605
研究機関豊橋技術科学大学

研究代表者

入部 百合絵  豊橋技術科学大学, 情報メディア基盤センター, 助手 (40397500)

キーワード学習支援 / 生体情報 / 講義支援 / 講義再現 / 受講情報
研究概要

近年,ネットワーク技術とマルチメディアを活用したe-Learningシステムが,教育現場の様々な場面で利用され始めている.本研究が目標とする講義を復習するための自主学習向けe-Learningシステムに関しても,講義ビデオや教材スライドと共にデジタルインクにより講義行程を再現するシステムが多く存在する.しかしながら,講義再現に主眼を置いた既存のシステムでは,学生への支援機能が乏しく,そのほとんどが講義ビデオと講義スライドを同期的に再生させるための講義再現のみに留まっている.本研究では,講義中の様々な受講情報(質問/回答,SOSイベントなど)とセンシングデータから抽出された覚醒度,理解度,集中度などを利用することで,講義中の学生の状態に適した自主学習(主に講義の復習)を実現するための講義再現システムを構築している.具体的に,H17年度は下記の支援機能を実装している.
(1)覚醒度情報のインディケータ
覚醒度情報は講義中の学生の覚醒状態を表す情報である.これらは3段階の覚醒度として区別され,その度合いに応じてスライダバーの色を変化させる.これにより,学生は講義中に話を聞き逃した箇所を効率よく見つけることが可能である.
(2)学生の操作履歴の表示
講義中のイベント検出は,学習者の理解度や集中度変化を意味することが多い.そこで,支援機能では,学習者の集中度が低い箇所,あるいはSOSボタンの検出により講義中に分からなかった箇所を重点的に復習できるようにするために学生のイベント情報を時間毎に表示する.
(3)キーワード検索
学生の理解を補助するために,音声とスライドを対象としたキーワード検索機能を設けている.以上の支援機能により,学生が講義を復習する際の学習効率の向上を図っている.

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] Design of an Introductory Web Mail System for Senior Citizens2005

    • 著者名/発表者名
      入部 百合絵 他
    • 雑誌名

      The Journal of Information and Systems in Education 4-1

      ページ: 44-54

URL: 

公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi