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2005 年度 実績報告書

小規模テストのための汎用型コンピュータ適応型テストシステムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 17700615
研究機関東邦大学

研究代表者

菊地 賢一  東邦大学, 理学部, 助教授 (50270426)

キーワードコンピュータ適応型テスト / CAT / 項目反応理論 / IRT
研究概要

平成17年度は、まず、教育を行った効果を測るためのテストや心理テストに適したシステムとするために、どのような機能が必要なのかの洗い出しを行った。そのため、教育現場などで実際にテストを行っている教育者や研究者と共同研究を行い、ヒアリングも行った。そして、単なるヒアリングだけではなく、これまでに開発を行っているシステムをプロトタイプとして用いて、実際のテストをコンピュータ化する実験も開始した。この実験は、来年度以降にわたり、継続して行っていく予定である。現在のところ、何件かのプロジェクト(テスト)を並行して開発中である。いくつかのテストを同時に開発することにより、より広範にわたる分野に適用できるシステムの開発を目指していく。
また、同時に、従来の紙と鉛筆を用いたテストのコンピュータ化を支援するソフトウェアの開発も行っている。項目反応理論に基づく分析を行うためのソフトウェアは、まだ普及していない。こういった分析を行うために良く用いられているソフトウェアとして、BILOGがある。しかし、これは多機能で、テスト理論の専門家でないと使いこなすのは困難である。そこで、テスト理論の専門家ではない、現場の教育者や研究者が、容易に項目反応理論に基づく分析を行うことができるソフトウェアを作成中である。具体的には、高機能なものにはあえてせず、基本的な部分だけに機能を絞り込み、必要な分析だけを容易に行うことができるような、インターフェースを考える必要がある。
なお、17年度までの研究成果は、国内外の学会で発表を行った。

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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