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2005 年度 実績報告書

e-Learningを用いた授業を支援するための記述言語と支援システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 17700617
研究機関富士常葉大学

研究代表者

森本 康彦  富士常葉大学, 環境防災学部, 助教授 (10387532)

キーワード教育工学
研究概要

本年度は,以下の内容について行い成果を得た。
1.授業の構成要素の抽出とそれらの関係分析
・できるだけ多くの指導事例,書籍,論文を参考に,授業を構成する要素の抽出とそれらの関係の分析を行った.特に授業過程における教師と学習者の行動と他の構成要素との関係,評価活動におけるポートフォリオと活動者との関係の分析を行った.
2.e-Learningに特化した授業構成要素の抽出とそれらの関係分析
・実際に稼動中のe-Learningシステムを用い,e-Learningに特化した授業構成要素の抽出と関係を行った.
・e-Learningに関係する既存メタモデルや標準化動向を分析した.
特に,分析の対象としたメタモデルは,SCORM2004, IMS Learning Design, IMS ePortfolio, IMS QTIであった.
3.上記関係を一般化し授業過程を記述する言語を開発
・授業を構成する要素の関係構造を文法とする記述言語の定義を行った.
提案した,記述言語は,大きく二つあり,一つは,学習者の学習活動に基づいた学習状態遷移を記述するための言語であり,この言語は,国際規格であるSCORMを拡張することで実装を行った(SCORM-LST).もう一つは,ポートフォリオ評価のための記述言語である(PDS : Protfolio assessment Design Semantics, PPS : Portfolio assessment Practice Semantics).
4.3.で開発した言語に基づいた授業支援プロトタイプシステムの開発
・上記,二つの言語に基づくプロトタイプシステムをそれぞれ開発した.

  • 研究成果

    (6件)

すべて 2006 2005

すべて 雑誌論文 (6件)

  • [雑誌論文] SCORM-LIST : Describing Learnings State Transitions Based on Learner's"2006

    • 著者名/発表者名
      Yasuhiko MORIMOTO
    • 雑誌名

      Proc.International Conference on SCORM2004

      ページ: 122-125

  • [雑誌論文] Modeling Language for Supporting Portfolio Assessment2006

    • 著者名/発表者名
      Yasuhiko MORIMOTO
    • 雑誌名

      Proc.The 5th IEEE International Conference on Advanced Learning Technologies (ICALT2005)

      ページ: 608-612

  • [雑誌論文] 学習者行動に基づく学習状態遷移のためのSCORMの拡張2006

    • 著者名/発表者名
      森本康彦
    • 雑誌名

      電子情報通信学会技術研究報告 105(581)

      ページ: 25-31

  • [雑誌論文] A FORMAL METHOD OF DESCRIBING E-LEARNING SYSTEMS2005

    • 著者名/発表者名
      Yasuhiko MORIMOTO
    • 雑誌名

      Proc.the Cognition and Exploratory Learning in Digital Age (CELDA 2005)

      ページ: 368-370

  • [雑誌論文] 指導計画書作成のための記述言語と支援システムの開発2005

    • 著者名/発表者名
      森本康彦
    • 雑誌名

      電子情報通信学会誌 J88-DI(1)

      ページ: 76-88

  • [雑誌論文] ポートフォリオ評価支援システムのための形式的記述手法の提案2005

    • 著者名/発表者名
      森本康彦
    • 雑誌名

      電子情報通信学会技術研究報告 105(336)

      ページ: 63-68

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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