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2007 年度 実績報告書

文化財の統合情報システムの構築とこれを用いた文化財情報科学・解析法の研究

研究課題

研究課題/領域番号 17700635
研究機関同志社大学

研究代表者

津村 宏臣  同志社大学, 文化情報学部, 専任講師 (40376934)

キーワード文化財 / 情報システム / 地理情報システム / 考古学 / 解析・評価 / 文化財情報科学 / 文化財情報標準 / WebGIS
研究概要

●文化財情報標準の構築
本年度は、昨年度までに設計を終えていた文化財情報標準に準拠した文化遺産の各種情報について、その標準構築と実装を行った。地理情報標準へのオリジナル応用スキーマでの対応、地理情報標準に準拠したメタデータの利用、地理情報標準に準拠しないオリジナル規格の3種類の標準構築と検討を行い、具体レベルでは地理情報標準に準拠したメタデータを利用したDBと、完全なオリジナル規格による実装とをおこなった。今後はこの2軸で情報収集を進める。
●入力インターフェイスの構築
本年度は、Webブラウザを通じた入力インターフェイス(アプリケーション)を実装した。これは従来の文化財情報の位置情報が紙ベースであることを講処理、これをスキャンしてマップをトレースすることで標準化された空間情報を属性データに付加できる構造である。現在はこのモジュールに幾何補正プログラムを援用しているが、将来的にはGoogle EarthなどのAPIにより、さらにユーザビリティーが高まるよう進める。
●空間現象分析モジュールの開発
空間分析として、エージェントシミュレーションを取り込んだ、文化遺産立地・分布の解析をアプリケーション化した。先史時代集落の立地から生態社会学的な人ロモデルを適用し、これにエージェントのルールをパラメータ化した実装を行った。環境変遷と生態パラメータの推移を読み取ることが出来た。

  • 研究成果

    (6件)

すべて 2008 2007 その他

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件) 学会発表 (2件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] 「ダイメンション」でながめるカタチ学の未来2007

    • 著者名/発表者名
      津村宏臣
    • 雑誌名

      日本の美術 496

      ページ: 66-69

    • 査読あり
  • [雑誌論文] コンピュータで文化と歴史を考える2007

    • 著者名/発表者名
      津村宏臣
    • 雑誌名

      歴博 144

      ページ: 19-23

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 先史人類の行動生態の構造的把握と文化現象の可視化-関連指数分析と多次元尺度構成法による分布位相解析-2007

    • 著者名/発表者名
      津村宏臣
    • 雑誌名

      統計数理 55-2

      ページ: 201-222

    • 査読あり
  • [学会発表] GISとエージェントシミュレーション-先史時代貝塚の立地論・分布論・景観論と文化財情報科学-2008

    • 著者名/発表者名
      津村宏臣
    • 学会等名
      日韓の先史時代集落シンポジウム
    • 発表場所
      立命館大学
    • 年月日
      2008-02-17
  • [学会発表] 文化財ローカルナリッジの集積とWebGISを基盤とした文化の可視化2007

    • 著者名/発表者名
      津村宏臣
    • 学会等名
      第13回「人文科学とデータベース」公開シンポジウム
    • 発表場所
      奈良女子大学
    • 年月日
      2007-12-12
  • [備考]

    • URL

      http://kenkyudb.doshisha.ac.jp/rd/search/researcher/105011/index-j.html

URL: 

公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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