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2007 年度 実績報告書

超大規模な錐計画内題を解くロバストアルゴリズムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 17710126
研究機関東京工業大学

研究代表者

中田 和秀  東京工業大学, 大学院・社会理工学研究科, 助教 (00312984)

キーワードアルゴリズム / 数理計画 / 錐計画問題 / ロバスト
研究概要

本研究では、超大規模な錐計画問題を実用的な計算資源でロバストに解くアルゴリズムの開発を目的としている。
2次錐制約を半正定値制約や非負制約と統一的に扱う枠組みを考案した。Iまた、ロバストな解法を実現するため、主双対内点法が破錠しないような計算スキームを提案し、プログラミング言語C++で実装した。その結果、錐計画問題を主双対内点法によって安定的に解くソフトウェアの開発に成功した。
超大規模な対称錐計画問題は、入力データの多くはゼロである。このような疎性を主双対内点法でより有効に利用するための前処理法を提案した。さらに、この前処理を高速に行う方法を実装した。これにより、問題の疎性の利用し、主双対内点法を効率よく実行することが可能となった。
最後に、同様の数理計画問題を解く他のソフトウェアとの比較実験を行うことにより、本研究の有効性を実証するができた.
これらの成果を専門分野の研究者に紹介し、学術交流を通じてその意義を明らかにするため、11月に行われたINFORMS (オペレーションズ・リサーチとマネジメントサイエンスのフォーラム)の年会にて研究課題の発表を行った。また、学術論文として論文誌に投稿する準備中である。
本研究により、主双対内点法などの数理計画法について詳しくない研究者でも、簡便に超大規模な錐計画問題を安定して解くことができるようになる。それは、構造最適化・システム制御・組合せ最適化・非凸計画・量子化学・統計・金融工学のような様々な工学分野における研究や開発に対し、非常に大きなサポートとなる。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2008 2007 その他

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件) 学会発表 (1件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] 最適化ソフトウェア90p42008

    • 著者名/発表者名
      中田和秀
    • 雑誌名

      応用数理 18

      ページ: 2-14

    • 査読あり
  • [雑誌論文] A Conver Sian of an SOP Having Free Variables into the stand Firr SOP.2007

    • 著者名/発表者名
      Kazuhiro Kobayashi
    • 雑誌名

      Computational Optimization and Applications 36

      ページ: 289-307

    • 査読あり
  • [雑誌論文] An Extehsion of a Minmay Appreach to Mu Hiple Clessification2007

    • 著者名/発表者名
      Tomanari kitahara
    • 雑誌名

      Tournal of the Operations Reseuch Soeey of Japan 50

      ページ: 123-136

    • 査読あり
  • [学会発表] New Featurcs of SPPA2007

    • 著者名/発表者名
      田中和秀
    • 学会等名
      INFORMS Annual Meeflng
    • 発表場所
      Seattle
    • 年月日
      2007-11-07
  • [備考]

    • URL

      http://www.me.titech.ac.jp/~nakata/

URL: 

公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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