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2006 年度 実績報告書

日本仏教の国際ボランティアと国内におけるNPO・NGO団体の組織化に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 17720010
研究機関名古屋市立大学

研究代表者

R MUKHOPADHYAYA  名古屋市立大学, 大学院人文社会系研究科, 助教授 (10381899)

キーワード宗教学 / 仏教学 / 社会参加仏教 / 国際ボランティア / NPO / NGO / 仏教福祉 / 社会福祉 / 国際開発事業
研究概要

18年度の研究は、日本仏教団体の国際協力活動における外国の仏教団体および現地のNPO・NGOとの交流ということに焦点を当てていた。そしてこうした国際協力活動を通じて日本仏教による現地での「拠点」つくりについても考察を行った。
そのために、インド、タイそしてバングラデシュにて日本仏教の国際協力について調査を行った。8月と9月にはインドとバングラデシュで日本仏教団体による教育、医療そして開発の分野における支援事業を見学し、関係者に聞き取り調査を行った。インドのブッダガヤでは「日本仏教保育協会」が現地の貧困家庭の子供のための保育園「菩提樹学園」を運営しており、アジアの子供たちのために「生命尊重募金」を行っている。また、「国際仏教興隆協会」がブッダガヤで印度山日本寺を建設し、その境内に現地の人々のために無料診療所「光明奉施寮院」を設立している。この研究調査の結果は「感化事業、社会福祉、海外支援活動--仏教感化救済会系教団にみられる近代仏教福祉の発展過程--」(『日本仏教社会福祉学会年報』第37号、2006年9月。)に報告されている。
バングラデシュで小数派である仏教者・僧侶らと協力、人権運動への支援、仏教文化の保護活動を行っている。ここでは、仏教系NPO・NGOおよび仏教僧侶による慈善事業への金銭的・人事的支援を行っている。
タイでは、昨年に続いて本年も日本の仏教団体による大都市のスラムそして都外で行われる社会改善運動、開発事業について調査を行った。特に現地の仏教団体との協力に注目し、日本仏教団体の関与が現地の仏教徒の社会運動に与えた影響について調査を行った。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (3件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 感化事業、社会福祉、海外支援活動-仏教感化救済会系教団にみられる近代仏教福祉の発展過程-2006

    • 著者名/発表者名
      ランジャナ・ムコパディヤーヤ
    • 雑誌名

      日本仏教社会福祉学会年報 37

      ページ: 19-40

  • [雑誌論文] 仏教思想としての「共生」 : その解釈と実践2006

    • 著者名/発表者名
      ランジャナ・ムコパディヤーヤ
    • 雑誌名

      人間文化研究所年報(特集「宗教と共生」)(名古屋市立大学人間文化研究所) 1

      ページ: 8-14

  • [雑誌論文] 日本仏教の社会参加-その現状と課題2006

    • 著者名/発表者名
      ランジャナ・ムコパディヤーヤ
    • 雑誌名

      あんじゃり(親鸞センター)(真宗大谷派) 11

      ページ: 10-15

  • [図書] 宗教と福祉2006

    • 著者名/発表者名
      ランジャナ・ムコパディヤーヤ, 他
    • 総ページ数
      249
    • 出版者
      皇學館大学出版部

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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