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2005 年度 実績報告書

アメリカ社会と文学による、男らしさ製造の試みとその困難の系譜学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 17720045
研究機関金沢大学

研究代表者

久保 拓也  金沢大学, 助教授 (80303246)

キーワードアメリカ文学 / 男性学 / Mark Twain / マーク・トウェイン / アメリカ史
研究概要

本科学研究費補助金支給初年度の平成17年度は、米国南部から中西部の大学への調査研究旅行、二度の口頭研究発表、及びその成果の米国での出版計画などの成果を示すことが出来た。
米国への調査旅行においては、ミズーリ州立大学カンザスシティ校、同コロンビア校、及び、カンザス州立大学ローレンス校等の女性学〔ジェンダー学〕研究科等を訪れ、主任教授と面会をするなどし、米国の大学における現在のジェンダー研究が抱える問題点等を話し合うことが出来た。先端をゆくと思われる米国大学のそれぞれの研究機関において、ジェンダー研究が「男性」に対して閉鎖的であると明確であったことが、男性学が歩む今後の様々な可能性について示唆に富む有益な取材となった。
研究成果の発表として、第44回日本アメリカ文学会全国大会シンポジウム(『男を演じる:アメリカ文学における「男らしさ」の系譜』コーディネータ:北海道大学大学院 瀬名波栄潤助教授)を含む二度の研究口頭発表を行った。特に全国大会シンポジアムは大きな関心を持って迎えられた。この成果は、現在、米国で書籍として出版する計画が進行中である。これは今回のシンポジウムメンバーが中心となり、日米の研究者計20名ほどが寄稿し、アメリカの文学史を再び「男性」の視点から再構築しようという野心的、かつ画期的な試みとなる予定である。来年度は、この出版を含め、研究成果を他に2本の論文で発表する予定であり、現在鋭意執筆中である。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (3件)

  • [雑誌論文] 僕達を真の男に変えてみせろ:ポストベラムに見る男らしさとMark Twain2005

    • 著者名/発表者名
      久保 拓也
    • 雑誌名

      男を演じる:アメリカ文学における「男らしさ」の系譜(第44回日本アメリカ文学会全国大会シンポジアII 事前配布パンフレット)瀬名波栄潤編著

      ページ: 19-23

  • [雑誌論文] 「男らしさ」との格闘-ポストベラム・アメリカとマーク・トウェイン(Emasculated by Manhood, or Mark Twain as Failure Writer)2005

    • 著者名/発表者名
      久保 拓也
    • 雑誌名

      第112回日本アメリカ文学会北海道支部研究談話会 (口頭発表論文)

  • [雑誌論文] 僕達を真の男に変えてみせろ:ポストベラムに見る男らしさとMark Twain2005

    • 著者名/発表者名
      久保 拓也
    • 雑誌名

      男を演じる:アメリカ文学における「男らしさ」の系譜(第44回日本アメリカ文学会全国大会シンポジアII) (口頭発表論文)

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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