研究概要 |
平成17年5月27日、28日には台湾の淡江大学で開催された環境文学研究の国際会議The Third Tamkang International Conference on Ecological Discourseに発表者として招待され、"Are Catastrophic Storms Integrative or Disintegrative?-Seascapes as a Critical Framework in American Sea Literature"と題した論文を口頭発表し、更に分科会の司会をつとめるほか、"How Natural Is the Natural Catastrophe?"と題したラウンドテーブルでパネリストの一人として全体議論に参加した。 同年6月21日〜25日には米国オレゴン大学にて開催された米国の環境文学関連会議:The Sixth Biennial Conference of the Association for the Study of Literature and Environmentにて研究発表を行った。"When Villains Become Victims ; Sharks, Aquatic Animals, and Sea Ethics in American Literature"と題した論考において、海の捕食者「鮫」の表象について分析し、現代米国の環境意識との関連性を考察した。本稿はKelsi Nagy、Phillip David Johnson IIら編集によるMalign Animals(仮題)という研究書に近日出版予定である。 10月16日〜17日には札幌大学で開催されたASLE-Japan/文学・環境学会全国大会に参加し、国内研究者らと意見交換を行った。 その他の研究実施状況としては、19世紀海洋文学作品や関連研究書の収集と整理、及び、資料の整理のデータベース入力作業を進め、同時に、資料の解読作業を行った。
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