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2007 年度 実績報告書

バーナード・リーチの生涯と芸術に関する比較文化的研究

研究課題

研究課題/領域番号 17720065
研究機関お茶の水女子大学

研究代表者

鈴木 禎宏  お茶の水女子大学, 人間文化創成科学研究科, 准教授 (80334564)

キーワードバーナード・リーチ / 民藝運動 / スタジオ・クラフト / 陶芸 / 生活造形 / 比較分化論
研究概要

研究計画に従い、資料の蒐集・整理を継続しつつ、研究発表活動を行った。当初の計画では、イギリスのクラフツ・スタディ・センターでの調査を予定していたが、同センターがウェブ上での資料公開を開始したため、渡英の緊要性が薄れた。そのため、代わりに日本国内での調査に重点を移し、四国地方(砥部、伊予西条など)や北陸地方(高山、富山、金沢)、信州(松本)などで調査を行った。特に倉敷市の大原美術館においては、同館の全面的な協力のもと、充実した作品調査を行うことができた。
今年度は研究の最終年度にあだるが、これまでの研究を総括し、社会に還元する好機に恵まれた。それは、松下電工汐留ミュージアムの「生誕120年バーナード・リーチ生活をつくる眼と手」展(平成19年9月1日-11月25日)である。研究代表者は「企画協力」として、この展覧会の構成や作品解説に関わった。これは、前年度までに行った調査に基づく最新の研究成果を展示に生かす機会となった。さらに、この展覧会を契機に、同ミュージアムでの講演や、『エクラ』『カーサブルータス』といった一般商業誌への取材協力を通して、研究を社会に発信することができた。
以上の他にも、12月6日には総合地球環境学研究所の第6回人と自然:環境思想セミナーにて、「民芸運動の自然観と生活のかたち:バーナード・リーチを手がかりに」を発表し、「自然観」という新たな視点から、リーチ論を試みた。蛇足ながら、平成19年6月に、拙著『バーナード・リーチの生涯と芸術』(ミネルヴァ書房)が第11回日本比較文学会賞を受賞した。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (1件) 図書 (2件)

  • [雑誌論文] 「バーナード・リーチ生 を活かす藝と術」2007

    • 著者名/発表者名
      鈴木 禎宏
    • 雑誌名

      エスクァイア日本版 21

      ページ: 105-107

  • [学会発表]2007

    • 著者名/発表者名
      鈴木 禎宏
    • 学会等名
      総合地球環境学研究所 第6回人と自然:環境思想セミナー
    • 発表場所
      総合地球環境学研究所
    • 年月日
      2007-12-06
  • [図書] 『生誕120年 バーナード・リーチ 生活をつくる眼と手』2007

    • 著者名/発表者名
      鈴木 禎宏
    • 総ページ数
      12-16
    • 出版者
      松下電工汐留ミュージァム
  • [図書] バーナード・リーチ再考 スタジオ・ポタリーと陶芸の現代2007

    • 著者名/発表者名
      鈴木 禎宏
    • 総ページ数
      149-158
    • 出版者
      思文閣出版社

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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