研究課題
平成18年度は、商標の研究においては、前年度に引き続き標章の識別力のメカニズムに関し、理論の精緻に努めると共に、被験者を使った実験を行った。そして、その成果をスペインで開催された2nd European International Forensic Linguistics、アメリカのボルチモアで開催されたLaw and Society Association Annual Meeting、および法政大学で行われた法と心理学会で報告した。これに加えて、新たに商標の稀釈化に関する意味論的分析に関しても、同じく2nd European International Forensic Linguistics で研究発表を行った。これら報告を基にした論文が海外の雑誌に掲載されることが予定されており、現在刊行待ちである。また、日本弁護土連合会との協力のもと、裁判員制度における評議のあり方における研究を開始し、日弁連より提供してもらった各地で行われている模擬評議の資料(DVDと反訳)について、これまで計量言語学的分析を数種類行っており、その成果の一部は、7月にオーストラリアのアデレイドで行われる国際法心理学会、同じく7月にベルリンのフンボルト大学で行われるほう社会学会国際大会、およびイギリスのバーミンガム大学で行われるコーパス言語学会で口頭発表を行う予定である。また、京都弁護士会との連携のもと、法廷プレゼンテーションの研究も開始した。
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The proceedings of The 2nd European IAFL Conference on Forensic Linguistics /Language and the Law 2006. (未定)(To appear)
The proceedings of The 2nd European IAFL Conference on Forensic Linguistics/ Language and the Law 2006. (未定)(To appear)
Language and the Law : International Outlooks. The Lodz Studies in Language series, Frankfurt amMain, Berlin, Bern, Bruxelles, NewYork, Oxford, Wien : Peter Lang Publishing Group. (in print)(未定)
Intellectual Property : Bridging Aesthetics and Economics -- Propriete intellectuelle : Entre l' art et l'argent, Montreal, Editions Themis.(In Y. Gendreau, ed.)
Ritsumeikan Law Review 23
ページ: 1-19
立命館信語文化研究 17巻2号
ページ: 109-126