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2006 年度 実績報告書

モダリティからみた他動性の研究-英語とアリューテック語の比較対照の観点から-

研究課題

研究課題/領域番号 17720114
研究機関滋賀大学

研究代表者

田村 幸誠  滋賀大学, 教育学部, 講師 (30397517)

キーワード様態 / 自動詞文 / 移動 / 他動性 / 音放出動詞
研究概要

本年度は研究成果として、学会論文2本、学会発表2回、及びフィールドワークを一度行った。以下内容を振り返ることで研究成果報告としたい。まず、学会論文であるが、次ページの業績表にあるように『認知言語学論考』のシリーズと、『日本認知言語学会論文集』に掲載された。内容は英語の音放出自動詞移動構文の類型論的特徴を扱ったもので、前者においては、特にこれまで理論的議論の前提とされてきた音放出動詞に関する記述的問題を指摘し、新しいデータと主にプロトタイプ理論による構文の特徴づけを行った。そして後者では前者の分析をもとに6つの言語との対照分析を行った。次に学会発表であるが、9月に日本認知言語学会第7回大会ワークショップ、及び、日本英文学会九州支部第59回大会シンポジウムにおいてパネリストとして発表を行った。内容は英語の自動詞移動表現における様態描写についてであり、エスキモー語を含めた8言語と対照分析を行いその特徴を明らかにすることにつとめた。最後にフィールドワークであるが、4月26日から5月9日までアラスカ州フェアバンクス市においてCaan Toopetlook氏とその親類の方に依頼し、エスキモー語(ユピック、及びアリューテック)の聞き取り調査を行った。特に移動表現と半他動詞文について集中的に聞き取り調査を行った。これは次年度の大きな研究テーマとなる。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] Characteristics of English Sound-Emission Path Construction : A Prototype Cross-Linguistic Account2006

    • 著者名/発表者名
      田村幸誠
    • 雑誌名

      認知言語学論考 No. 5

      ページ: 209-242

  • [雑誌論文] Sound-Emission 構文における意味の拡張限界について : Usage-Based Model Approach の観点から2006

    • 著者名/発表者名
      田村幸誠
    • 雑誌名

      日本認知言語学会論文集 Vol. 6

      ページ: 117-127

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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