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2006 年度 実績報告書

東アジアにおける律令制儀礼の構造と展開

研究課題

研究課題/領域番号 17720146
研究機関東京大学

研究代表者

稲田 奈津子  東京大学, 史料編纂所, 助手 (60376639)

キーワード日本古代史 / 東アジア / 律令制 / 儀礼史 / 喪葬儀礼 / 喪葬令 / 礼制 / 山陵祭祀
研究概要

1、史料的制約が大きく研究困難な奈良時代儀礼に関して、平安時代以降の史料と唐代史料とを比較検討するという新たな試みをおこなった。具体的には天皇の喪葬儀礼について、平安時代史料である『西宮記』や唐代史料である「大唐元陵儀注」等の分析を通して、儀礼復原を試みた。その成果は、第51回国際東方学者会議(2006年5月19日、於日本教育会館)において口頭報告をおこない、論文「奈良時代の天皇喪葬儀礼-大唐元陵儀注の検討を通して-」(『東方学』114輯掲載予定)にまとめた。
2、本研究による成果の一部を、"唐宋時期的法律與社会"国際学術検討会(2006年9月23〜26日、於中国・上海師範大学)において口頭報告し、同会予稿集に中国語論文「日本古代対中国礼制受容的一个断面」を発表した。
3、本研究による成果をふまえ、博士論文「日本古代における喪葬儀礼と礼制の研究」を作成し、東京大学に提出した(2006年12月)。
4、天一閣博物館・中国社会科学院歴史研究所天聖令整理課題組校證『天一閣蔵明鈔本天聖令校證附唐令復原研究』(中華書局、2006年11月)が刊行されたことを受け、喪葬令の全体的再検討をおこなった。
5、国内調査は計4回実施し、九州国立博物館・奈良国立博物館等における資料調査をおこなった。国外調査としては、培材大学校中国学部専任講師であるウ・ソンミン氏の協力のもと、韓国国立公州博物館や周辺史跡等において資料収集および調査をおこなった。またソウル市立大学校における韓国木簡学会に参加した。
6、律令制・儀礼史関係図書を中心とした資料の収集をおこなった。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] 喪葬令皇都条の再検討2006

    • 著者名/発表者名
      稲田奈津子
    • 雑誌名

      延喜式研究 22

      ページ: 80-94

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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