研究課題
若手研究(B)
本研究の目的は、「長崎旧記類」の調査を通じた近世異文化認識の解明である。「長崎旧記類」には為政者側ではない民衆の視点で異文化情報が記載されており、その分析は対外認識研究では極めて重要な論点である。本研究では、長崎の民衆の、異国観・自国観を、「長崎旧記類」を通じて分析した。その結果、為政者側の意図とは異なる視点で記述された「異国船焼討」や「島原の乱」の記事には、近世の長崎民衆の認識が反映していることを明らかにした。
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近世初期文芸 第25号
ページ: 17-27
文学研究 第95号
ページ: 82-95
文学研究 第94号
ページ: 5766
文学研究 第93号
ページ: 8091