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2005 年度 実績報告書

日系塔式墓標の展開と変容に関する物質文化史的研究

研究課題

研究課題/領域番号 17720238
研究機関(財)元興寺文化財研究所

研究代表者

角南 聡一郎  (財)元興寺文化財研究所, 研究部, 研究員 (50321948)

キーワード墓標 / 日本人 / 台湾 / 東アジア / 移民 / 植民地 / 物質文化 / 塔式
研究概要

第一回台湾調査
2005年7月第一回台湾調査を実施した。台中市師範公墓、東海七福金宝塔で聞き取り。台北県八里郷、観音山石の石切り場跡、墓地、八里石材彫刻などを調査した。台北市では風水師に造墓について聞き取りを実施した。また、台湾大学図書館にて文献収集を行った。
第一回徳之島調査
9月、鹿児島県徳之島調査を実施した。徳之島町母間の共同墓地にて悉皆調査を実施した。同時に地元住民への葬制・墓制に関する聞き取りを行った。また、徳之島町図書館にて文献収集も実施した。伊仙町の共同墓地も見学した。
第一回東京調査
10月、東京都府中市の多摩霊園を調査した。また、東京外国語大学アジア・アフリカ文化研究所において、文献収集を行った。
第一回沖縄調査
12月、沖縄本島にて調査を実施した。那覇市、糸満市、名護市など各地の墓地を踏査した。また沖縄国際大学、沖縄県立図書館にて関連文献収集を行った。
第一回中国調査
12月7日〜17日にかけて、中国調査を実施した。広東省広州市では中山大学に調査協力をお願いするため挨拶に赴いた。また、市内の広州烈士陵園、黄花崗公園烈士墓を見学した。広東省梅州市では嘉応大学に調査協力をお願いするため挨拶に赴いた。梅県、蕉嶺県徐渓六世万三張公墓、同県黄坑十一世伯一公墓、同県逢甲村丘逢甲故居、梅州市黄洞村張氏墓、同市梅江区楊家祠公園(楊姓始祖墓、定光古仏玉甲墓)、同市呂帝宮、留餘堂、黄遵憲故居を見学した。続いて福建省福州市福建師範大学、廈門大学人類博物館にも調査協力をお願いするため挨拶に赴いた。また廈門大学では構内所在の墓地(清代から現代)を調査する機会に恵まれた。この中には著名な中国の民族学者林恵祥(1901〜1958)の墓もあった。中国での調査は予備調査のみであり、本格的な調査は来年度以降に実施する予定である。
第二回台湾調査
2006年1月、第二回台湾調査を実施した。台北市第一葬儀場、第二葬儀場を調査した。また粟里県にて共同墓地の調査を実施した。台湾大学図書館にて文献収集を行った。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2006 2005

すべて 雑誌論文 (3件)

  • [雑誌論文] 戦後台湾における所謂塔式墓とその認識2006

    • 著者名/発表者名
      角南聡一郎
    • 雑誌名

      戦後台湾における「日本」:植民地経験の連続・変貌・利用(三尾裕子・五十嵐真子編)(風響社)

      ページ: 293-316

  • [雑誌論文] 台湾近現代墓地研究初探2005

    • 著者名/発表者名
      角南聡一郎
    • 雑誌名

      日本民具学会大会研究発表要旨集 第29回

      ページ: 33

  • [雑誌論文] 湾生という生き方-三島格と潮地悦三郎の物質文化と台湾へのまなざし-2005

    • 著者名/発表者名
      角南聡一郎
    • 雑誌名

      日本考古学協会総会研究発表要旨 第71回

      ページ: 243-246

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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