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2007 年度 実績報告書

日系塔式墓標の展開と変容に関する物質文化史的研究

研究課題

研究課題/領域番号 17720238
研究機関(財)元興寺仏教民族資料研究所

研究代表者

角南 聡一郎  財団法人元興寺文化財研究所, 研究部, 研究員 (50321948)

キーワード塔式墓 / 日系 / 移民 / 移動 / 墓標 / 物質文化 / 素材 / 形態
研究概要

本研究では中国東南地域,台湾,南島の各地域間での在来亀甲墓の比較検討と,日本に特徴的とされる塔式墓の南島,台湾への波及を中心に精緻な調査を実施した。また,台湾における戦後の塔式墓を考える上で,外省人の故地である大陸の,亀甲墓以外の墓標の形態についても比較調査実施した。これらのことから,各地域間の墓標形態の系譜と融合について,明らかにしようとすることを目的とした。
本年度,海外調査は,2007年5月に中国福建省福州市・霞浦県,11月に台湾桃園県・新竹県でそれぞれ共同墓地調査実施し,葬送形態や墓標の製作工程についても調査をおこなった。
国内調査は,4月に横浜市華人墓地調査,6月月に函館市華人墓地調査を,8月に福岡県二丈町において納骨堂と旧共同墓地の調査,2008年1月に鎌倉市でやぐらの調査,2月に沖縄県石垣市で台湾系共同墓地の調査をそれぞれおこない,これらの成果を踏まえた報告書を2008年3月に刊行した。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2008 2007

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 石像を削る願掛け2008

    • 著者名/発表者名
      角南 聡一郎
    • 雑誌名

      元興寺文化財研究所研究報告 2007

      ページ: 57-66

  • [学会発表] 台湾日本人移民社会における写し霊場の成立とその後-石仏の流用を中心に-2007

    • 著者名/発表者名
      角南 聡一郎
    • 学会等名
      天理台湾学会第17回研究大会
    • 発表場所
      天理大学
    • 年月日
      2007-06-30

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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