研究概要 |
平成18年度は,前年度に着手した基礎的な作業を継続するとともに,研究の整理にもとりかかった.以下,項目別にその概要を記す. *資料収集 平成18年度は,国内と国外において,それぞれ資料の収集に携わった.国内においては東京の国立国会図書館が主たる資料の収集先であり,京都大学東南アジア研究所図書館においても資料収集を行った. 国外での資料収集については,今年度はオランダのライデン大学図書館およびハーグの公文書館での調査.また,ジャカルタにおいても資料収集を行うことができた.公文書館では,特に「日本人法」に関連した日蘭鎖国の公文書を収集.華人に関する動向をまとめた資料も収集することができた. *研究会報告 研究成果の一部を研究会において報告することができた(2007年2月17日東南アジア学会九州地区例会).しかし,今年度新規に収集した資料を用いることはあまりできず,これからの作業によるところが大きい. 学会報告 研究成果の一部は,平成19年6月に予定されている日本東南アジア学会研究大会にて報告する予定である. これら,学会ならびに研究会での成果報告を経て,申請課題について独立論文として執筆することを検討している.
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