研究概要 |
今回の科研費(及び他の研究補助金)により、初年度は以下の3点について研究の成果をみた。 (1)理論経済学の論文を書くためのロジスティックスの整備 米国の大学院から帰国したばかりで、何も設備の無かった私はまず、論文執筆用のパソコンとソフトウェアを購入する必要があった。初年度の科研費のおかげで、現在は理論経済学の論文を書くための設備は十分であり、2本の論文を刊行、あと3本の論文がワーキングペーパーの形になっている。(この3本は来年度か再来年度の報告書に載せる予定。) (2)英語で書いた論文の校閲と学会誌論文投稿料 科研費のおかげで、英語の論文を学会誌に投稿する前に、オーストラリアのエディティング・カンパニーにて校閲をしてもらうことができた。また、海外の学会誌への投稿料も支払えた。 (3)海外の国際的な学会での研究発表 学内の研究費だけではとても参加できない場所や数の学会にて研究発表することができた。具体的には、Econometric Society World Congress, European Trade Study Group, MidWest Economics Conferenceなど。おかげで、自分の研究を海外の学者に広く知ってもらうことができた。また、旧知の学者(大学院時代)及び新しく知り合いになった海外の学者たちとのネットワークが広がりつつある。
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