研究概要 |
研究協力を得ているオランダUniversity of Tilburg(Faculty of Economics and Business Administration)のJean-Francois Hennart教授と共同で、研究調査の全体デザインを確定するなかで、公表資料をもとに、統計分析に必要なデータベースの構築と、詳細な事例分析に向けたパイロットスタディの作成をおこなった。 まず、研究デザインでは、仮説構築および統計分析における調査項目の設定をおこなった。同時に、複数企業を訪問しインタビュー調査や研究発表をおこない、研究デザインの再設計を実施した。 また、親会社の地域別・対象市場別・海外子会社出資形態別の、外資系企業の出資戦略に関するデータ入力と、インタビューデータの文書化をおこなった。とくに、先行研究で実施されている、日本企業の米国進出の研究と比較できるように、日本国内における外資系企業の進出戦略のデータベースの作成を優先して、データベースの構築をおこなった。 さらに、電機産業に焦点をあてたパイロットスタディを執筆し、その過程で得たデータ分析の問題点や分析結果を反映させる形で、研究デザインの修正を進めた。なお、このパイロットスタディについては、Osaka City University Business Review, No.17(2006)の中で、平成18年5月頃に公表する予定である(原稿提出および掲載決定済み、現在校正中)。
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