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2005 年度 実績報告書

消費者ネットワークを用いた購買意思決定支援ツールについての研究

研究課題

研究課題/領域番号 17730258
研究機関成蹊大学

研究代表者

山本 晶  成蹊大学, 経済学部, 講師 (80376574)

キーワード消費者間相互作用 / コミュニティ / 購買意思決定支援 / 社会ネットワーク分析
研究概要

平成17年度は調査を設計するために先行研究のサーベイを入念に行った。具体的には対人影響に関するマーケティングおよび消費者行動、POSデータの数量分析、人工知能におけるレコメンデーションシステムの手法、階層ベイズなど最新の統計・数量分析、社会ネットワーク分析に関する文献を収集、分析した。その成果は以下の学会にて報告している。
山本晶・水野誠「消費者間影響関係の研究枠組み:レビュー」『日本マーケティング・サイエンス学会第78回研究大会』(2005年12月、法政大学)
さらに、化粧品のクチコミサイトである@cosmeの消費者間ネットワークに着目し、インフルエンサーの発見とインターネット・マーケティングへの活用を試みた。分析の結果、ブランド選好予測において消費者間関係が購買履歴情報やデモグラフィック情報よりも有用な変数であることと、消費者間関係を利用すると予測精度が高まることを明らかにした。つぎに、予測モデルから導出された@cosme内のインフルエンサーの影響ネットワークを解明し、インフルエンサーのプロファイル記述と類型を行った。こうした研究成果は以下の学会にて報告した。
山本晶「クチコミ・マーケティングの実践に向けて-化粧品クチコミサイトの実証分析」『商業学会関東部会』(2005年10月、専修大学)
阿部誠・山本晶「消費者間ネットワークとインターネット・マーケティング」『日本マーケティング・サイエンス学会第78回研究大会』(2005年12月、法政大学)
これらの成果は次年度以降論文として学会誌に投稿し、公表する予定である。
平成17年度の公刊された実績としては、本研究の基礎分析となるオンライン・コミュニティの訪問動機と購買行動の因果関係の分析した雑誌論文と、インターネット調査に関する概要を記した論文(書籍に収録)がある。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 発信する顧客は優良顧客か?-サイトの訪問動機とオンライン・ショップの購買履歴データの分析-2005

    • 著者名/発表者名
      山本晶
    • 雑誌名

      消費者行動研究 11(1)・(2)

      ページ: 35-49

  • [図書] リサーチ・マインド経営学研究法(藤本隆宏, 新宅純二郎, 粕谷誠, 高橋伸夫, 阿部誠著)2005

    • 著者名/発表者名
      山本晶
    • 総ページ数
      318
    • 出版者
      有斐閣

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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