研究概要 |
平成17年度に行った「北海道における「ドキュメンタリー・リテラシー・プログラム」の開発」研究実績は以下のとおりである。 (1)北海道における過去50年間のテレビ・ドキュメンタリーの系譜作成(CD版):道内各放送局に保管されているドキュメンタリーの資料を発掘、収集、整理してデータベースのデジタル化の基礎を提供した。 (2)「ドキュメンタリーとローカルメディア研究会」実施:道内放送関係者や研究者、学生等々が参加。 (3)メルプロジェクト((Media Expression, Learning and Literacy Project)、http://www.mell.jp/)公開研究会報告:2005年6月18日、東京大学にて。 (4)韓国言論情報学会全国大会報告:2005年10月7日〜10月11日、韓国ソウル延世大学にて。 (5)論文発表:「The Origins of Television Documentary in Japan : Television documentary development using the "Public Sphere" approach」(北海道東海大学紀要第18号、掲載決定印刷中)。 なお、本研究目的を達成するために予定していた平成18年度の研究計画は、平成18年4月1日を期する職場の異動(北海道東海大学→佛教大学)によって、計画書に書いた実践的な研究からより理論的なアプローチを中心的に研究するという多少の変更を行った。現在は、平成17〜18年度の研究を踏まえて本研究の成果を「ドキュメンタリー論」という一つの集大成の論文としてまとめる計画を構想・準備中である。
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