平成18年度は、「実習生及び現職教員が求めるメンタリング・メンターの役割イメージに関する研究」というテーマの下おこなったインタビュー調査の結果から、実習生及び現職教員の指導に対する役割観を明らかにし、結果を日本保育学会及びPECERA(環太平洋乳幼児教育学会)など国内外の学会において発表をおこなった。 近年メンタリングに関する研究論文等が数多く公刊されており、特に国外において教師教育に関する研究が進展している。上記のような調査と並行してメンタリングや保育者養成、専門的発達に関する国内外の文献・資料を収集した。また、現在保育者と保育者養成課程に所属する学生らへのインタビューを基にして質問項目の作成をおこなっている。 これら調査結果によって得られたデータから、実習生の実習経験や保育の場での実践経験の内容や意味づけを分析し、保育者の専門的発達の段階、専門的発達に応じたメンタリングモデルの構築を検討する。
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