研究概要 |
平成17年度における研究は,以下のように行った.まず,年度前半において,刺激呈示装置の開発を行った.特に両眼立体視を行い,記銘材料を呈示させるための装置を,何種類か作った.レンズの選択,レンズの保持方法,レンズ間隔の調整方法などを試行錯誤し,最終的な装置ができあがった.さらに,呈示装置における画面出力と音声出力の呈示の時間差の測定をオシロスコープを用いて測定した.年度後半において,両眼立体視をした場合(深さ情報有り)としない場合(深さ情報無し)を比較し,記憶課題成績に与える影響を検討し始めた.現在のところ,これら2条件の差が記憶課題成績に違いが表れる学習項目は見いだされていない.
|