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2005 年度 実績報告書

海底における高忠実度・高ダイナミックレンジ地震観測手法の開発研究

研究課題

研究課題/領域番号 17740299
研究機関独立行政法人海洋研究開発機構

研究代表者

荒木 英一郎  独立行政法人海洋研究開発機構, 地球内部変動研究センター, 研究員 (60359130)

キーワード海底 / 強震観測 / 加速度計 / ノイズ
研究概要

開発研究の初年度として、今年度は海底強震計に使用する加速度計およびデータロガー周辺の整備、加速度計とデータロガーのインターフェースの確認を実施した。
加速度センサーは、陸上の強震観測網に広く用いられているキネメトリクス社Episensorと同等のもので海底への槍を用いた埋設設置に適した直径の小さな筒型タイプを採用することとし、その調達を実施した。次に海底での記録のため小型の耐圧容器に収納が行える大きさで、かつ低消費電力であり自動記録が行えるデータロガーを市販のCPUボードとAD変換器を組み合わせることで製作した。
今回製作した、データロガーに調達した加速度計を接続、他種の地震計(広帯域地震計、短周期地震計)とともに陸上に設置して試験観測を実施し、加速度計のノイズおよび試験中に発生した試験場所周辺で発生した地震の記録を得た。記録の解析を行うことにより、加速度計の動作に問題がないこと、微小地震から大きな地震まで高忠実度な観測が行えることを確かめるとともに、データロガーのインターフェースが正しく行えていることを確認した。
また、来年度の海底での試験観測に先立って、試験観測の適地の検討を実施した。来年度に利用できる船舶およびその行動海域と時期、海域での地震活動状況の検討を行い、来年度の試験観測を相模湾で行うことが適当であるとの結論を得た。以上の研究結果により来年度には、海底での試験観測に向けての開発が行える目処が立ったと考えられる。

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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