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2005 年度 実績報告書

構造複屈折波長板アレイを有するCCDカメラを用いた実時間応力・ひずみ測定法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 17760089
研究機関大阪府立大学

研究代表者

米山 聡  大阪府立大学, 工学研究科, 講師 (90306499)

キーワード応力・ひずみ測定 / 位相シフト法 / マイクロ波長板アレイ / 干渉法 / 光弾性法 / 画像処理 / 偏光
研究概要

既に本研究代表者の研究グループで開発している構造複屈折波長板アレイ(マイクロ波長板アレイ)を有するCCDカメラを応力・ひずみ測定に適用するため,まず,カメラのキャリブレーション方法を検討した.これは,マイクロ波長板アレイはCCD上に貼り付けられているため,CCDの画素とのずれにより理想的なデータを取得できないという問題があるためである.偏光状態,すなわちストークスパラメータが既知である複数の偏光をカメラに入射し,得られた光強度分布からカメラ内部のパラメータを精度よく決定することが可能となった.これにより,その後の測定も正確に行うことが可能となった.
上記開発と同時に,その他のデータ処理アルゴリズムなどの開発およびその方法を用いた実験装置やソフトウェアの構築を行い,効率的な実験およびデータ処理を行うことが可能となった.
次に,干渉縞の位相値を決定するアルゴリズムを開発した.これにより,一度の撮影で得られた画像から干渉縞の位相値を決定することが可能であり,時々刻々と変化する問題への適用が可能となった.この方法を実際に時間変動する問題の変位測定に適用し,その有効性を確認した.
さらに,このカメラを用いて複屈折パラメータ,すなわち等色線・等傾線の位相値を高精度に計算するアルゴリズムを考案した.この方法を用い,1枚の画像から位相解析を行った結果と,複数の画像を用いて従来の方法により解析した結果を比較し,提案する方法は十分な精度を有することを確認した.

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] Simultaneous observation of phase-stepped images for birefringence measurement2005

    • 著者名/発表者名
      Yoneyama, S., Kikuta, H., Moriwaki, K.
    • 雑誌名

      Proceedings of SPIE 6051

      ページ: 60510J

URL: 

公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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