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2005 年度 実績報告書

長周期地震動による動揺震動が構造物の破壊促進に及ぼす影響

研究課題

研究課題/領域番号 17760371
研究機関金沢大学

研究代表者

村田 晶  金沢大学, 自然科学研究科, 助手 (30283097)

キーワード動揺振動 / 地盤-構造物応答 / 振動台実験
研究概要

本研究により本年度は以下の成果を得た。
(1)1995年兵庫県南部地震から2004年新潟県中越地震までの主な大規模地震における,動揺地震動が原因と考えられる地震被害資料を収集し,原因を地震動によるもの、地盤変状によるもの、不整形な地盤によって発生した震動によるもの、等のタイプに分け詳細に考察した.
(2)東京大学地震研究所千葉実験所等で記録された地震動アレー観測データを収集、解析し、動揺地震動の発生メカニズムを実記録より解明するための基礎的準備を行った.
(3)動揺地震動の波動特性を定性的または定量的に捉えるため、研究室所有の上下・水平2軸同時加振振動台による振動実験を実施した.その結果、動揺振動の性質は振動数に大きく依存すること、水平動は動揺振動の発生要因に、上下動は動揺振動の増幅要因になること、が明らかとなった.また、地盤、構造物それぞれの固有振動数付近では位相角が複雑に変化し、動揺振動が構造物の座屈に対し大きく作用することが明らかとなった。
(4)(3)で検討した結果を基に、有限要素法及び境界要素法による数値シミュレーションで解析し、概ね実験を再現できることを明らかにした.今後は実スケールでの解析により動揺地震動成分の増幅,伝播特性を解明する.

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] 不整形地盤における動揺地震動特性が構造物応答に及ぼす影響2005

    • 著者名/発表者名
      村田 晶, 定免 徹, 北浦 勝, 宮島昌克
    • 雑誌名

      土木学会地震工学論文集 Vol.28, No.139(CD-ROM)

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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