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2005 年度 実績報告書

オランダ領東インドにおける統一都市計画法成立以前の都市計画実態に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 17760506
研究機関滋賀県立大学

研究代表者

山本 直彦  滋賀県立大学, 環境科学部県境計画学科, 講師 (50368007)

キーワードオランダ領東インド / 植民都市 / バタヴィア / ジャカルタ / スラバヤ / 都市計画
研究概要

本研究では、オランダ領東インドの二大都市であったスラバヤとバタヴィア(現ジャカルタ)を主な研究対象としている。本年度はスラバヤのオランダ領東インド時代の都市計画図の分析を行った。植民地時代の都市計画図と現在の都市計画図をCADソフト上でスケールを同じにして重ね合わせる作業をすでに修了し、植民地時代の都市計画がどの範囲で行われていたのか、また道路拡張などの具体的計画が現状と照らし合わせてどの程度実施されていたのか、現在引き続き作業を行って検討している。
また、8月にジャカルタ都市計画局で都市計画図の収集を行った。その結果、植民地時代の都市計画図は、測量部門(Subdin Pengukuran)において「ポリゴン地図(5万分の1)」と「基礎地図(1000分の1)」が保存されていることが確認された。後者は縦軸1〜26、横軸A〜Xまであるが、全体で10枚程度の葉が欠損していた。また、同部門での聞き取りによって、旧バタヴィアの都市計画では、統一都市計画法(SVO)以前に、1919年のBBVと1941年のKTVと呼ばれるローカルな都市計画法が施行されていることが分かった。
また、3月に旧宗主国オランダにおいてオランダ領東インドの都市計画思潮に関する関連文献の収集を行った。収集した主な資料とその所蔵先は以下のようである。
・スラバヤの都市計画法令について「スラバヤ新聞」(ハーグ王立文書館)
・都市計画学会雑誌「地方利益」(レイデン大学王立言語地理民俗学研究所)

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] ギアニャール(バリ島・インドネシア)の都市空間構成に関する研究2005

    • 著者名/発表者名
      山本直彦(主著者)ほか
    • 雑誌名

      日本建築学会計画系論文集 第592号

      ページ: 171-178

  • [図書] 近代世界システムと植民都市 第IV章5 世界都市ジャカルタ2005

    • 著者名/発表者名
      布野修司編著, 山本直彦他
    • 総ページ数
      658(13)
    • 出版者
      京都大学学術出版会(所収)

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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