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2005 年度 実績報告書

16世紀イタリアの建築家ヴィンチェンツォ・スカモッツィの建築作品に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 17760521
研究機関福井工業大学

研究代表者

下川 勇  福井工業大学, 工学部, 講師 (20387400)

キーワードイタリア / 16世紀 / ヴィンチェンツォ・スカモッツィ / 建築作品 / 建築様式
研究概要

平成17年度は当初の目的であった現地イタリアにおいて現存するスカモッツィの建築作品の調査,ならびに資料収集を実施した。
調査結果は以下の通りである。
1,ヴィチェンツァ周辺に現存する作品としてフェッラモスカ荘,ヴェルラート荘,ピザーニ荘,トリッシーノ邸(1),オリンピコ劇場,トリッシーノ邸(2),聖カルロの小堂を調査した。調査内容は,建物の平面構成・空間構成,建物正面の全体と細部,各室内部の空間構成ならびに装飾である。スカモッツィの建築書所収の図面と比較して,異なる部分や手を加えられている部分が見られた。また所有者の都合上,ヴェルラート荘,トリッシーノ邸(1)(2),聖カルロの小堂については,内部構成を確認することができなかった。以上から,調査による新しいデータとともにスカモッツィの建築書所収の図面をもとに,18,19年度に作品研究を実施する。(ただし,調査に基づく作品の概要は,すでに平成18年度日本建築学会北陸支部論文報告集に投稿している)
2,ヴェネツィアに現存する作品としてプロクラティエ・ヌォーヴェ(新庁舎),サンティ・ジョヴァンニ・エ・パオロ教会内部香部屋入口装飾,聖ニコロ・ダ・トレンティーノ教会,コンタリーニ邸,マルチャーナ図書館内一室の室内装飾を調査した。調査内容は,建物の平面構成・空間構成,建物正面の全体と細部,各室内部の空間構成ならびに装飾である。所有者の都合上,コンタリーニ邸の内部構成を確認することができなかった。したがって調査による新しいデータとともにスカモッツィの建築書所収の図面をもとに,18,19年度に作品研究を実施する。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] 16世紀イタリアの建築家ヴィンチェンツォ・スカモッツィの建築作品-ヴィチェンツァとその近郊の建築作品2006

    • 著者名/発表者名
      下川 勇
    • 雑誌名

      日本建築学会北陸支部論文報告集 49号

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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