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2005 年度 実績報告書

循環型社会における素材リサイクル最適化モデルの構築

研究課題

研究課題/領域番号 17760658
研究機関東京大学

研究代表者

松野 泰也  東京大学, 大学院・工学系研究科, 助教授 (50358032)

キーワード物質フロー分析 / アルミニウム / プラスチック / 環境負荷 / リサイクル
研究概要

本研究では、将来の日本国内における使用済みアルミニウムおよびプラスチックの発生量と、スクラップに含まれる添加元素と不純物質濃度の経年変化を解析する。その解析結果と、用途別リサイクル材の需要ポテンシャルと不純物質含有許容濃度を把握した上で、使用済み素材の利用を最適化するリサイクルモデルを構築することを目的とした。
今年度は、アルミニウムおよびプラスチックのマテリアルフローおよびスクラップ排出量の経年変化を解析した。具体的には、各種アルミニウム製品(圧延品、鋳造品、ダイカスト)およびプラスチック樹脂(PETボトル)の過去各年の国内用途別消費量、使用済み素材の回収実態、および各種素材が使用された製品の廃棄年分布に関するデータを調査・収集した。そして、将来の素材生産量と用途別使用量を推測し、将来に排出される各種スクラップ重量および回収形態を解析した。
アルミニウムに関しては、スクラップ中の成分を推定するために、用途別かつ品種別の需要量を推算した。このとき用途を8分野に、圧延品の品種を14種に統一することで推算を容易にした。ポピュレーションバランスモデルを用い、素材別のスクラップ発生量を解析した結果、スクラツプ発生量は、2025年には300万トン近くまで増加すると推算された。ダイキャストのスクラップは、近年自動車への使用量が増加したため増加し、圧延品のスクラップはアルミサッシの需要が近年減少傾向にあるため、2025年から減少すると予測された。

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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