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2005 年度 実績報告書

トリエン脂肪酸の代謝制御を介した傷害ストレス初期応答における細胞内シグナル機構

研究課題

研究課題/領域番号 17770038
研究機関九州大学

研究代表者

松田 修  九州大学, 大学院・理学研究院, 助手 (60346765)

キーワードトリエン脂肪酸 / ルシフェラーゼ / ω-3不飽和化 / シロイヌナズナ / シグナル伝達 / 傷害 / ジャスモン酸
研究概要

シロイヌナズナFAD7遺伝子の傷害にともなう局所的な発現誘導を高感度かつリアルタイムに検出するために、この遺伝子のプロモーターとホタルルシフェラーゼ遺伝子の融合遺伝子(FAD7-LUC)を導入した形質転換シロイヌナズナを作製した。さらに、傷害ストレス応答における主要な制御因子として知られるジャスモン酸(JA)の代謝あるいはシグナル機構に異常をもつ既知突然変異体との交配系統(計21系統)を作製することにより、傷害にともなうFAD7の発現誘導において、(1)JAに依存的(シグナル伝達体としてSCF^<COI1>ユビキチンリガーゼを含み、AtMYC2転写因子は含まない)および非依存的なシグナル経路間の相乗的な相互作用が必要とされること、(2)エチレン・アブシジン酸・サリチル酸といった他のストレス関連ホルモンによるシグナル機構は介在しないこと、(3)組織に応じて部分的に異なったJAの代謝経路および生合成酵素のアイソザイムが関与することが示された。他方、FAD7-LUC導入系統に対して変異原処理を施し、その子孫世代をスクリーニングすることにより、傷害に対して高感受性、低感受性の新規突然変異体をそれぞれ1系統単離することに成功した。前者については、前述の既知突然変異体とのエピスタシス解析により、原因遺伝子がJAに依存的および非依存的なシグナル経路の双方において機能する、負の制御因子をコードすることが示された。また、マップベースドクローニング法による原因遺伝子のマッピングを、第4染色体上の単一BACクローン内に位置づける段階まで完了した。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2006 2005

すべて 雑誌論文 (3件)

  • [雑誌論文] 植物のストレス適応におけるトリエン脂肪酸の役割と代謝制御2006

    • 著者名/発表者名
      坂本 光, 松田 修, 射場 厚
    • 雑誌名

      化学と生物 44(5)予定(in press)

  • [雑誌論文] Trienoic fatty acids and stress responses in higher plants2005

    • 著者名/発表者名
      Matsuda O, Iba K
    • 雑誌名

      Plant Biotechnology 22(5)

      ページ: 423-430

  • [雑誌論文] A temperature-sensitive mechanism that regulates post-translational stability of a plastidial ω-3 fatty acid desaturase (FAD8) in Arabidopsis leaf tissues2005

    • 著者名/発表者名
      Matsuda O, Sakamoto H, Hashimoto T, Iba K
    • 雑誌名

      The Journal of Biological Chemistry 280(5)

      ページ: 3597-3604

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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