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2005 年度 実績報告書

立体構造を基にしたヌクレオチド除去修復機構の解析及び転写との共役機構の解析

研究課題

研究課題/領域番号 17770089
研究機関大阪大学

研究代表者

中川 紀子  大阪大学, 理学研究科, 助手 (50379278)

キーワードDNA修復 / ヌクレオチド除去修復 / 転写共役修復 / 高度好熱菌 / 立体構造 / 酵素反応
研究概要

ヌクレオチド除去修復において傷害認識に関わるUvrAタンパク質は単独では結晶化しづらく、UvrBタンパク質と高い親和性で複合体を作ることが分かっているので、UvrAB複合体での結晶化スクリーニングを行った。現時点までに回折データの取得には至っていないが微結晶らしきものが得られた。
傷害の両側のDNA鎖を切断するヌクレアーゼであるUvrCタンパク質について、Thermus thermophilus HB8由来のUvrCではタンパク質中に鉄分子が含まれることがICPにより明らかになった。さらに、鉄イオン存在化でUvrCの活性が上昇することが分かった。X線結晶構造解析により鉄結合部位や酵素活性部位などを明らかにするために、UvrCをいくつかのドメインに分割し、ドメインの発現プラスミドの設計を行った。
TRCFについて斜方晶系の結晶が得られ、SPring-8での回折パターンの測定により格子定数がa=76.63 Å,b=141.45 Å,c=310.03 Å,α=β=γ=90°であることが分かった。V_mの値から非対称単位中含まれるTRCFは2〜4分子あると推定できる。
ヌクレオチド除去修復はUV照射などによって生じるピリミジンダイマーを修復の対象とする。UV照射によってヌクレオチド除去修復に関連する遺伝子を含め、T.thermophilus HB8の全遺伝子がどのような転写制御を受けるかを調べるために、DNAchipを用いてUV照射有りと無しの条件で遺伝子発現量の比較を行った。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] Structures of a putative RNA 5-methyluridine methyltransferase, Thermus thermophilus TTHA1280, and its complex with S-adenosyl-L-homocysteine2005

    • 著者名/発表者名
      Pioszak A.A.
    • 雑誌名

      Acta Crystallographica Sect.F Struct.Biol.Cryst.Commun. 61(10)

      ページ: 867-874

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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