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2005 年度 実績報告書

ほ乳類の受精における融合メカニズムに必須な分子Izumoの機能解析

研究課題

研究課題/領域番号 17770192
研究機関大阪大学

研究代表者

井上 直和  大阪大学, 微生物研究所, 助手 (50379096)

キーワード受精 / 精子 / 卵子 / 遺伝子改変動物 / 膜融合
研究概要

平成17年度は、精子と卵子の融合時のIzumoの作用機序の解析を行うために用いる遺伝子改変動物を作製した。
Izumoは細胞外に免疫グロブリン様ドメインを1つもつ、1型の膜型タンパク質である。このドメインは、ヒト、マウス、ラットのIzumoにおいて高度に保存されており、特にドメイン内でS-S結合を形成する2つのシステインと、1つのN結合型糖鎖付加配列が完全に保存されていた。このことから、ドメイン内のこれらの配列は、Izumoの機能に重要な働きをするものと考えられる。免疫グロブリン様ドメインの機能とN結合型糖鎖の融合への寄与を調べるために、免疫グロブリン様ドメイン内の2か所のシステインをセリンに、アスパラギンをグルタミンにそれぞれ変異させたcDNAを精巣特異的遺伝子であるカルメジンのプロモーター制御下になるような発現ベクターを構築し、それをトランスジーンしたトランスジェニックマウスを作製した。ウエスタンブロット解析によりIzumoの変異タンパク質の発現を確認後、これらトランスジェニックマウスは、Izumoノックアウトマウスと交配させることで、Izumoノックアウト-Izumoトランスジェニックになるような個体を得た。次年度は、これらダブルトランスジェニックマウスの雄を用いて、自然交配、体外受精、融合解析によりIzumoの機能性ドメイン構造の詳細を明らかにしたい。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] Wild-type measles virus infection in human CD46/CD150-transgenic mice : CD11c-positive dendritic cells establish systemic viral infection.2005

    • 著者名/発表者名
      Shingai M, Inoue N, Okuno T, Okabe M, Akazawa T, Miyamoto Y, Ayata M, Honda K, Kurita-Taniguchi M, Matsumoto M, Ogura H, Taniguchi T, Seya T.
    • 雑誌名

      J Immunol 175(5)

      ページ: 3252-3261

  • [図書] 蛋白質核酸酵素2005

    • 著者名/発表者名
      井上直和, 山口亮, 伊川正人
    • 総ページ数
      8
    • 出版者
      共立出版

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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