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2005 年度 実績報告書

カタユウレイボヤのオキシトシン/バソプレシン様ペプチドの探索とその分子進化の解析

研究課題

研究課題/領域番号 17770208
研究機関(財)サントリー生物有機科学研究所

研究代表者

川田 剛士  (財)サントリー生物有機科学研究所, 研究員 (90300821)

キーワードカタユウレイボヤ / オキシトシン / バソプレシン
研究概要

カタユウレイボヤのオキシトシン/バソプレシン様ペプチド受容体のクローニング
カタユウレイボヤのESIデータベースより、ヒトオキシトシン受容体およびヒトバソプレシン受容体と高い相同性(約50%)をもつ蛋白質をコードする遺伝子を発見した。この遺伝子が実際にカタユウレイボヤの神経節に存在することをRT-PCRにより確認し、その遺伝子のクローニングに行った。その結果、データベースに登録されている配列とは一部異なるが(第三細胞内ループ領域の一部が欠失したもの)、主要な領域はデータベース配列通りの遺伝子がクローニングされた。
カタユウレイボヤにおけるオキシトシン/バソプレシン様ペプチドの探索
カタユウレイボヤの神経組織からペプチド画分を抽出し、オキシトシン/バソプレシン様ペプチドの探索を行った。アフリカツメガエルの卵に上記の受容体を発現させ、HPLCにより分画した各サンプルをこの卵に投与し、反応した画分から目的のペプチドを同定しようと試みた。しかし、受容体を発現させてない卵にペプチドHPLC分画を反応させたときに、多くの画分で陽性反応が出たため、この方法でオキシトシン/バソプレシン様ペプチドを特定することは困難だった。次にオキシトシン抗体およびバソプレシン抗体を用いてELISAを行った。その結果、オキシトシン抗体とバソプレシン抗体の双方に対し、陽性の画分があることが見いだされた。現在、抗体アフィニティークロマトグラフィーに用いる抗体を作製中である。抗体の準備が整い次第、この陽性画分から目的のペプチドの単離同定を試みる。
ペプチドが同定された後には、ペプチドと受容体の相互作用解析や、ペプチドおよび受容体の発現解析を行う予定である。

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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