ニホンザルの個体数の増減に与える密度効果ならびに、群間・群内の競合の強さと個体群密度との関連を検証するために、以下の研究を行った。 1、頭数調査 屋久島・西部海岸域に生息するニホンザル10群を対象に頭数調査を行い、群れごとの個体数の変動を把握した。また、群れの識別に必要な個体識別のためにビデオ撮影も行い、データとして整理した。 2、個体群密度の推定 集中的な調査の行われている群れの行動域GISを用いてデジタル化した。群れ密度推定の基礎資料とする予定である。 3、データベースの構築 これまで蓄積された、個体数に関するデータをデータベースに入力した。今後、分析と平行して、データベースのデザインを整える予定である。
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