研究課題
インターネット上に公開されているP.chrysosporiumの全ゲノム配列情報(http://genome.jgi-psf.org/Phchr1/Phchr1.home.html)からGMC酸化還元酵素ファミリーに属する糖酸化酵素を網羅的に検索するとともに、すでに他の糸状菌で存在が知られているグルコース酸化酵素(GOX)、ピラノース-2-酸化酵素(P2OX)をコードする遺伝子をP.chrysosporiumから取得し、それらの塩基配列を明らかにした。セロビオース脱水素酵素のフラビンドメイン(WT)と、734番目のグルタミン残基(Q734)をセリンまたはスレオニンに変異させたフラビンドメイン(Q734S、Q734T)を、メタノール資化性酵母Pichia pastorisを用いて大量発現させ、pH依存性を調べたところ、Q734Sでは塩基性における相対活性がWTのそれと比較して高いのに対して、Q734Tでは低くなることが明らかとなった。これらの成果は第56回日本木材学会大会で発表予定である。
すべて 2005
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