• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2006 年度 実績報告書

細胞生存/死シグナルにおけるタンパク質プレニル化の役割について

研究課題

研究課題/領域番号 17790084
研究機関国立医薬品食品衛生研究所

研究代表者

石井 明子 (渡部 明子)  国立医薬品食品衛生研究所, 生物薬品部第二室, 室長 (50291117)

キーワードプレニル化 / アポトーシス / 増殖抑制 / 血管内皮細胞 / 白血病細胞
研究概要

【目的】プレニル化阻害により誘導されるアポトーシスは、タンパク合成阻害剤によって抑制されるという特徴を持つため、プレニル化阻害剤処理後に新たに合成されるタンパク質がアポトーシス誘導に関与していると考えられる。そこで、タンパク質プレニル化と細胞のアポトーシスシグナルの関連を明らかにするため、プレニル化阻害剤によって新たに誘導されるアポトーシス関連タンパク質の同定を試みた。
【方法】shRNAライブラリーを導入した細胞をプレニル化阻害剤で処理すると、特定のshRNAによってアポトーシス関連タンパク質の発現が抑制された細胞が選択的に生き残り、その細胞で発現しているshRNAの配列を解析することで、目的のアポトーシス関連タンパク質を同定することが可能であると考えられたため、shRNAライブラリーの利用を検討した。
【結果と考察】検討したshRNAライブラリーでは、選択された細胞に導入されているshRNA配列の解析のために、shRNA配列近傍のベクター由来配列に対応するプライマーを用いたPCRによって目的の配列を増幅する。しかし、この過程で、shRNAのヘアピン構造のために目的配列の増幅が上手くいかない場合が多く、増幅されたPCR産物が母集団のshRNAの配列および構成比を反映していないことが判明した。そのため、PCRを用いた方法ではスクリーニングを正しく行うことが困難であり、解決策として、shRNAライブラリー導入細胞をプレニル化阻害剤で処理した後、生存し続ける細胞をクローニングしていく方法に変更する必要があると考えられた。

URL: 

公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi