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2005 年度 実績報告書

リンパ管におけるホメオボックス転写因子Proxlの機能解析

研究課題

研究課題/領域番号 17790255
研究機関東京大学

研究代表者

市瀬 多恵子  東京大学, 医科学研究所, 助手 (00396863)

キーワードリンパ管 / マウス / Prox1
研究概要

本研究では、Cre/loxPシステムを利用した時期・組織特異的遺伝子発現誘導をマウス個体で行う。Prox1の全身性および血管内皮における異所性発現が、胎生期における血管・リンパ管形成に及ぼす影響を解析し、Prox1の標的遺伝子や下流シグナルの解明を試みる。
まず、既に作成済みのProx1の異所性発現が誘導可能な遺伝子導入マウス(CGPマウス)と全身性に発現のあるCAG-Creマウスを交配した。CGPマウスは、CAGプロモーター支配下で、Creリコンビナーゼによる組み換え前にはLacZが、組み換え後にはProx1が発現するトランスジェニックマウスである。
出生した個体の遺伝子型を解析したところ、ダブルトランスジェニックマウス(dTgマウス)は得られなかった。死亡時期を明らかにするため、胎児の遺伝子型を解析したところ、胎生11.5日までには死亡することが明らかになった。胎生10、5日のdTgマウスを、血管内皮細胞のマーカーであるPECAM-1抗体を用いてホールマウント免疫染色したところ、血管形成に異常は見られなかった。
次に、CGPマウスと原始血管内皮細胞で発現のあるTie2-Creマウス(Jackson研究所より導入)を交配した。出生した61個体の遺伝子型を解析したところ、dTgマウスは3匹得られたが、メンデルの法則から予想される数(15匹)より少なく、いずれのdTgマウスも離乳までに死亡した。今後、組織学的解析を行うことで、dTgマウスの死亡原因を明らかにする。また、胎生期に死亡しているdTgマウスがいることが予想されるため、胎生10.5日以降の胎児の遺伝子型を決定し、死亡時期を明らかにする。
さらに、dTgマウスの組織学的解析を行うことで死亡原因を明らかにする。

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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