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2006 年度 実績報告書

PARP-1によるHIV-1のインテグレーションおよび遺伝子発現の制御機構の解析

研究課題

研究課題/領域番号 17790310
研究機関大阪大学

研究代表者

亀岡 正典  大阪大学, 微生物病研究所, 講師 (60281838)

キーワードウイルス / HIV-1 / PARP-1 / 遺伝子発現
研究概要

PARP-1がHIV-1複製機構の複数の過程の制御機構に関わっていることが示唆されている。当研究課題では、HIV-1のインテグレーションおよび遺伝子発現機構におけるPARP-1の役割について、その分子機構を明らかとすることを目的としている。
今年度、PARP-1の存在が、細胞に侵入したHIV-1のプレインテグレーション複合体(PIC)の成分に影響を及ぼすか否かを明らかにするための実験を試みた。まず、既存のHIV-1 Gagタンパク質を認識する単クローン抗体を用いた免疫沈降実験を行い、免疫沈降した試料中に、既知のHIV-1 PICの構成成分が検出されるか検討した。いくつかの異なる実験条件を試みたが、検出されるべき既知の構成成分は検出されなかった。免疫沈降実験に用いた単クローン抗体が、この実験方法に適さない可能性があり、次に、組み換えHIV-1 Gagタンパク質を作製し、単クローン抗体を産生するマウスハイブリドーマ細胞の樹立を試みた。しかしHIV-1 Gagを認識する特異的な抗体を産生するハイブリドーマは作製できなかった。PICの構成成分を解析するためには、感染細胞からPICを濃縮精製することが必須であるが、単クローン抗体の樹立も含め、我々が計画していた実験方法によるPICの精製は困難であることがわかった。

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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