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2005 年度 実績報告書

65歳時の動脈硬化所見が5年後の動脈硬化・脳CT及びADL・高次機能に及ぼす影響

研究課題

研究課題/領域番号 17790386
研究機関愛媛大学

研究代表者

岡田 克俊  愛媛大学, 医学部, 講師 (10314949)

キーワード動脈硬化 / 頸動脈超音波検査 / 日常生活体力 / 高次機能 / 脳CT
研究概要

本年度は、研究計画通り、当研究における初年度にあたり研究の立ち上げとして、A県Y市において5年前の2000年4月2日〜2001年4月1日に満65歳として調査に参加頂いた方(男女計512名)に5年目追跡調査及び5年後調査としての参加勧誘を実施した。
追跡状況としては5年間に35名の死亡及び転出を把握した。また残りの477名のうち220名について5年前と同じ項目による頸動脈超音波検査、日常生活体力測定、食生活習慣問診、及び新たに脳高次機能検査としてWSCT、かな拾いテスト及び凍結検体による血清CRP測定を完了した。
基本的ADLに関しては、65歳から70歳へのわずか5歳の加齢にも関わらず、特に自発的なADLが2倍以上の低化を示し、公衆衛生上の対策の必用性が示唆される結果が得られた。
また、頸動脈超音波検査を用いた動脈硬化とADLとの関連について、特に生活体力との関連において、動脈硬化の進行に伴い脳卒中及び心筋梗塞発症を示さなくとも生活体力の低化が認められた。
次年度以降は予定通り、本対象者及び追加対象者に脳CTの画像解析を実施し、健常住民における無症候性脳梗塞及び脳萎縮とのこれらの項目及び下位項目との関連について検討を行う。
尚、本年度の研究経費のうち、検査委託費としてその他に計上していた費用が、自研究室での処理への変更に伴い物品費による計上となったため、年度当初の配分割合と異なる結果となった。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2006 2005

すべて 雑誌論文 (5件)

  • [雑誌論文] Intake of fish and n3 fatty acids and risk of coronary heart disease among Japanese2006

    • 著者名/発表者名
      Iso H, Okada K, et al.
    • 雑誌名

      Circulation. 113・2

      ページ: 195-202

  • [雑誌論文] CRPは動脈硬化危険因子集積の指標2005

    • 著者名/発表者名
      岡田克俊, 他
    • 雑誌名

      Medical Tribune 38・32

      ページ: 18-18

  • [雑誌論文] コホート研究に見る循環器疾患の構造2005

    • 著者名/発表者名
      岡田克俊, 他
    • 雑誌名

      Medical Tribune 38・47

      ページ: 71-72

  • [雑誌論文] 地域集団におけるメタボリックシンドロームと高感度CRPとの関連についての疫学研究2005

    • 著者名/発表者名
      岡田克俊, 他
    • 雑誌名

      日本動脈硬化学会 2005・7

      ページ: 230-230

  • [雑誌論文] 人間ドックにおけるLDL-Cの検査結果について2005

    • 著者名/発表者名
      川崎慎悟, 岡田克俊, 他
    • 雑誌名

      日本農村医学会雑誌 54・2

      ページ: 156-156

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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