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2006 年度 実績報告書

細胞周期チェックポイント制御タンパクCdhlを標的とした放射線感受性増強治療

研究課題

研究課題/領域番号 17790860
研究機関神戸大学

研究代表者

太田 陽介  神戸大学, 医学部附属病院, 医員 (90397810)

キーワード細胞周期 / チェックポイント / 放射線 / 感受性 / RNAi
研究概要

1,Cdhl結合タンパクスクリーニングからのチェックポイント制御タンパクの同定:G2期に同調した培養細胞内ではCdhlの機能抑制により、細胞周期に応じてAPC-CdhlがE3リガーゼとして分解しているKidやPlk-1、Cdk2、Cdc2がCdhlに結合していた。このうち細胞周期の主要なエンジンとして働くCdk2、Cdc2の結合は、サイクリン依存キナーゼの活性制御を介したCdhlの細胞周期チェックポイント制御の最終作用点であることが示された。現在その検討結果について論文投稿中であるとともに関連タンパクのリン酸化制御機構の分子生物学的な検討を継続している。
2,臨床検体からの癌腫瘍組織内Cdhl発現の検討:出水と申請者である太田等は、上咽頭癌の放射線化学療法における治療効果をJapanese Journal of Clinical Oncologyに報告した。一連の検討成果の中で第一段階として治療成績に関して報告したが、更に上咽頭癌においても予後不良群が存在することを発見し、それらに関してCdhlの発現を評価することでCdhlによる細胞周期チェックポイントの機能と臨床での癌治療効果との相関を評価した。同様の検討を放射線化学療法が主体となる癌腫において引き続き治療効果との相関検討を継続している。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] Efficacy and feasibility of cisplatin-based concurrent chemoradiotherapy for nasopharyngeal carcinoma.2006

    • 著者名/発表者名
      Demizu Y
    • 雑誌名

      Japanese Journal of Clinical Oncology 36(10)

      ページ: 620-625

URL: 

公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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