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2005 年度 実績報告書

急性下肢動脈閉塞症モデルにおけるアデノウィルストロボポエチンによる血管新生の解明

研究課題

研究課題/領域番号 17790952
研究機関北里大学

研究代表者

天野 英樹  北里大学, 医学部, 助手 (60296481)

キーワード血小板 / トロンボポエチン / 血管新生 / 下肢虚血モデル
研究概要

1.血小板数に対する虚血部位の改善の検討。
TPO及びc-mplノックアウトマウス(TPO,c-mpl-/-)はワイルドタイプ(WT)に比べ骨髄組織中の巨核球及び血中の血小板数が少ない。これらのマウスで下肢虚血モデルを作成後、経日的Laser Dopplerを用いて左右の血流比を測定するとTPO及びc-mplの虚血の改善はワイルドタイプと比較し、有意に遅延した。この実験より虚血の血流改善に血小板数が関与するか確認した。
2.TPOによる血小板増加は虚血部位の血流を改善するか否かの検討。
a)TPOによる血流改善効果
TPO及びc-mpl-/-はWTの下肢虚血モデルにAdTPOを結紮部に筋注し、経日的Laser Dopplerを用いて左右の血流比を測定するとc-mpl-/-はTPO及びWTと比較し有意に血流改善効果の遅延を認めた。
b)TPO投与による血中の血小板数、VEGF値の測定
TPO-/-及びWTでは血中の血小板数およびVEGFの上昇を認めたがc-mpl-/-では認められなかった。
c)免疫組織化学によるPECAM陽性細胞数/筋繊維の測定
TPO-/-及びWTではAdTPO投与後PECAM陽性細胞数/筋繊維の数の増加を認めた。
d)骨髄組織における巨核球の数
TPO-/-及びWTではAdTPO投与後骨髄中の巨核球の増加を認めた。

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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