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2005 年度 実績報告書

腎細胞癌および前立腺癌に対する細胞療法における免疫学的モニタリング

研究課題

研究課題/領域番号 17791064
研究機関筑波大学

研究代表者

及川 剛宏  筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 講師 (00361345)

キーワード癌 / トランスレーショナルリサーチ
研究概要

平成17年度
1.腎癌患者における血清Th1/Th2サイトカインプロファイル
転移を有する、腎癌患者の血清を採取し、Th1サイトカインとしてIFNγ、TNFα、IL-2を、Th2サイトカインとしてIL-4、IL-6、IL-10を、Cytometric Bead Array法を用いて同時に測定してプロファイリングした。一部の症例で血清IFNγおよびIL-6の高値を認めた。
2.前立腺癌骨転移患者における骨リモデリングに関与するサイトカインの測定
骨転移を有する前立腺癌患者の血清を採取し、上記サイトカインを測定した。骨リモデリングに関与する因子に関しては現在検討中である。
3.腎癌、前立腺癌患者における活性化NK細胞の誘導効率
転移を有する腎癌および前立腺癌患者の末梢血30mlから活性化NK細胞を誘導し、各2例に活性化NK細胞の臨床投与を実施した。誘導されたリンパ球の表面マーカー解析の結果、CD3^-CD56^+のNK細胞の割合は平均84%であった。WST-8アッセイ法で測定した標的細胞に対するNK活性はE/T比8において平均86%であった。いずれの患者からも選択的に活性化NK細胞が誘導された。
4.細胞療法後の末梢血リンパ球サブセットの変化とサイトカインの推移
細胞療法前後に経時的に採血を行い、PBMC中のリンパ球表面マーカーの解析、上記サイトカインの測定を行って比較した。PBMC中のリンパ球に占めるT細胞およびNK細胞の割合に有意な変化は認められなかった。腎癌の1例において、細胞療法後の臨床経過を反映して血清IFNγおよびIL-6の変動が確認された。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] 腎癌、前立腺癌および悪性脳腫瘍に対する活性化NK細胞療法2005

    • 著者名/発表者名
      及川剛宏
    • 雑誌名

      BCG・BRM療法研究会会誌 29巻(印刷中)

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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