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2006 年度 実績報告書

前立腺癌に対する高線量率組織内照射の至適治療スケジュールと治療後のQOLの検討

研究課題

研究課題/領域番号 17791098
研究機関川崎医科大学

研究代表者

常 義政  川崎医科大学, 医学部, 講師 (40319968)

キーワード前立腺癌 / 放射線治療 / イリジウム / QOL / 組織内照射
研究概要

【目的】前立腺癌に対しIridium-192を用いた高線量率組織内照射(HDR-brachytherapy, HDR)を行った症例の有害事象とQOLについて検討した。
【対象と方法】2004年5月の調査開始より2006年3月までにHDRを受けて1年以上経過した160症例を対象とした。有害事象はRTOGの分類で評価し,QOLはSF-36とUCLA-PCIを使用。また、同時にIPSS, IIEF-5も使用した。アンケートは治療前,1ヵ月後,6ヵ月後,1年後に調査を施行した。年齢は49〜84歳(平均69.7歳、中央値71歳)。ネオアジュバントホルモン療法を行ったのが98例でアジュバントホルモン療法は行ってない。治療は外照射2.3Gy x 16回に加えHDR:6.0Gy x 4回/30時間としている。
【結果】有害事象は早期のGUはGrade1,2がそれぞれ19.7%,5.9%。GIはGrade 1が23.1%であった。晩期のGUはGrade 3が15,8%で全て尿道狭窄,grade 1,2は0%であった。GIはGrade 1が5.1%であった。SF-36の全項目で治療前より治療1年後の方が良好であった。UCLA-PCIは排便・排尿に関しては治療前と1年後はほぼ同等であった。性に関する項目は低下傾向にあった。IPSSの1年後のスコアは治療前と同等の値を示した。IIEF5は経時的に低下傾向にあった。
【結語】HDR治療後のQOLは性の項目のみ低下傾向にあった。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] Stage B, C前立腺癌に対する高線量率組織内照射(HDR-Brachytherapy)2006

    • 著者名/発表者名
      常 義政
    • 雑誌名

      泌尿器外科 19(8)

      ページ: 937-941

  • [雑誌論文] 特集 : ブラキテラピー2006

    • 著者名/発表者名
      常 義政
    • 雑誌名

      泌尿器ケア 11(10)

      ページ: 1034-1036

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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