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2006 年度 実績報告書

単純ヘルペスウイルスによる前庭神経炎に関する基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 17791180
研究機関愛媛大学

研究代表者

脇坂 浩之  愛媛大学, 医学部附属病院, 講師 (30304611)

キーワードHSV-1 / 前庭神経節 / 再活性化 / 神経細胞
研究概要

in situ hybridization法を用いた、HSV-1再活性化部位の解析
抗免疫細胞表面マーカー抗体(抗CD3抗体)をマウス腹腔内へ投与後、1日後から7日後まで連日で経心還流固定を行った後に、前庭神経節を摘出した。同神経節をパラホルムアルデヒドで再び後固定を行い、パラフィンにて包埋、薄切し切片を作成した。同切片とHSV-1DNAプライマーを用いてin situ hybridization法を用いて、HSV-1の前庭神経節内での再活性化部位の検討を行った。その結果、前庭神経節において、HSV-1は抗CD3抗体投与後2日目から再活性化していることが明らかとなった。また、再活性化が起こっている細胞の種類は前庭神経節神経細胞であり、シュワン細胞や衛星細胞ではHSV-1の再活性化は認められないことが明らかとなった。
電子顕微鏡を用いた細胞レベルでのHSV-1再活性化後の感染経路、増殖標的細胞の同定、細胞内増殖経路の解析
上述した再活性化マウスモデル(抗CD3抗体投与マウス)から、抗CD3抗体接種1日後から7日後まで連日で前庭神経節を摘出し、ホルムアルデヒド、グルタールアルデヒドで経心固定後に型通りにエポン樹脂に包埋、ダイヤモンドナイフで薄切し切片を作成した。この切片を用いて、今後、細胞レベルでのHSV-1の再活性化メカニズムやウイルスの感染経路、増殖標的細胞の同定、細胞内増殖経路を明らかにする予定である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2007 2006

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] 上咽頭癌に対する放射線治療後の聴器障害の検討2007

    • 著者名/発表者名
      脇坂浩之ら
    • 雑誌名

      耳鼻咽喉科・頭頸部外科 79 (3)

      ページ: 211-214

  • [雑誌論文] Herpes simplex virus type 1 accumulation, envelopment, and exit in growth cones and varicosities in mid-distal regions of axons2006

    • 著者名/発表者名
      Saksena MM, Wakisaka H et al.
    • 雑誌名

      J Virol Apr;80(7)

      ページ: 3592-3606

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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