研究概要 |
頭頚部癌におけるAurora発現を検討するために以下をおこなった。 まず(1)細胞株におけるmRNAレベルでの発現を検討するため、(2)タンパク発現の検討を行うために以下の9種類の頭頸部扁平上皮癌細胞株の培養・継代をおこなった(UM-SCC-6,10,14,17,23,81,KON,SAT,HSQ-89)。得られた細胞を検体として使用するため、洗浄、遠心分離をおこない、ペレットを凍結保存した。今後、これらをrealtime PCR解析、およびウエスタンブロットに供する予定である。 次に臨床検体(頭頸部癌手術摘出検体:腫瘍部分)16検体を用い、Aurora mRNA発現についてrealtime PCRをおこなった。TaqMan Probe法でおこない、Comparative Ct法により定量化した。内部標準はGAPDHとした。定量数値は以下の通りであった。 Aurora A/Aurora B:0.0244/0.0197,0.0520/0.0238,0.0504/0.0366,0.0489/0/0429,0.0601/0.0801,0.0252/0.0245,0.0234/0.0236,0.0293/0.0177,0.0271/0.0849,0.0378/0.0540,0.0230/0.0247,0.0378/0.0436,0.0186/0.0165,0.0438/0.0506,0.0349/0.0351,0.0532/0.0814。 今後、正常組織との対比について検討する必要がある。
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