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2005 年度 実績報告書

ヒト骨芽細胞の恒常性維持におけるK^+チャネル応答機構の解析

研究課題

研究課題/領域番号 17791337
研究機関愛知学院大学

研究代表者

蛭川 幸史  愛知学院大学, 歯学部, 助手 (60340147)

キーワード骨芽細胞 / K^+チャネル / カルシウム / メカノセンサー / BKチャネル
研究概要

骨芽細胞に存在するチャネルの種類とその役割について不明な点が多い.また,外的環境変化やストレスに対する細胞内シグナル伝達機構として,細胞内のタンパクリン酸化カスケードが明らかとなっているが,物理化学的ストレスの細胞内シグナルへの変換機構はいまだ不明である.
はじめに,ヒト骨肉腫由来の市販細胞であるMG-63,HOS,SaOS-2細胞におけるK^+チャネルを検索し,大コンダクタンスCa^<2+>依存性K^+チャネル(BKチャネル)を構成するBKα1サブユニットmRNA発現が高いことをReal-Time PCR法にて確認した.これまでに,MG-63細胞にBKチャネルが存在することが報告されているため,それぞれの細胞におけるBKα1サブユニットのタンパク発現についてウエスタンブロット法を用いて検討し,MG-63細胞におけるBKチャネルタンパクが高発現することを確認した.次に,BKチャネルの電気生理学的特徴をパッチクランプ法にて検討し,単一チャネルパッチクランプ法のinside-out法において,カルシウム依存性と電位依存性を有し,コンダクタンスが大きいK^+チャネルが存在することを確認した.また,ホールセルクランプ法にて,BKチャネルの選択的開口薬であるNS1619と遮断薬の低濃度テトラアンモニウムクロライドを用い,BKチャネルが機能しうることを確認した.以上の結果より,ヒト骨芽細胞にメカノセンサーの候補であるBKチャネルが機能的存在する可能性を示した.

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] ヒト骨芽細胞におけるBKチャネルの解析2005

    • 著者名/発表者名
      蛭川幸史, 村木克彦, 大矢 進, 今泉祐治, 戸苅彰史
    • 雑誌名

      口腔組織培養学会誌 14・1

      ページ: 21-22

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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