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2005 年度 実績報告書

象牙質・歯髄複合体の創傷治癒および再生におけるアポトーシスの果たす役割の解析

研究課題

研究課題/領域番号 17791365
研究機関九州歯科大学

研究代表者

永吉 雅人  九州歯科大学, 歯学部, 助手 (30382419)

キーワード歯髄再生療法 / アポトーシス / LPS
研究概要

口腔機能を生涯に渡り維持する上で最も重要なのは歯・歯髄の保護である。歯・歯髄の機能を維持するには、齲蝕などによる細菌感染を制御するとともに、障害を受けた歯髄の再生を図る必要がある。細菌感染により障害を受けた象牙質・歯髄複合体の創傷治癒・再生では、障害を受けた細胞の細胞死制御と、失われた組織を修復するための細胞増殖と分化が巧妙にコントロールされている。今年度申請者は歯髄再生療法の確立を目的として以下の研究を進めてきた。
(各種ストレスが歯髄細胞に与える影響の解析)
歯髄創傷治癒過程には様々なストレスが作用している。申請者達は歯髄ストレスの中でもヒートストレスおよび低酸素による歯髄細胞アポトーシスや細胞周期変化にどのような影響を与えるかを検討しており、低酸素下におかれた歯髄細胞はG1期での細胞周期停止やアポトーシスといった一連の反応を引き起こすが、通常の酸素環境に戻すことにより、細胞周期は回復することが明らかとなった。現在、リポ多糖(Lipopolysaccharide ; LPS)が、ヒートストレスおよび低酸素による歯髄細胞アポトーシスや細胞周期変化にどのような影響を与えるかを検討しており、LPSは株化した歯髄細胞に対して濃度依存的に細胞増殖に影響を及ぼすことが示された。

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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