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2005 年度 実績報告書

歯科インプラントに関する新しい三次元骨造成システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 17791383
研究機関大阪大学

研究代表者

楠本 直樹  大阪大学, 歯学部附属病院, 医員 (10397656)

キーワードインプラント / CT / ラピッドタイピング / CAD / CAM / GBR / シミュレーション / 3Dチタン薄膜
研究概要

平成17年度では,まずCAD/CAMシステムを用いたカスタムメイド3Dチタン薄膜の製作を行った.被験者のCTのDICOMデータを用いてインプラント埋入手術に必要なインプラントの埋入位置や方向,そして骨造成の有無についてパーソナルコンピュータ上で3次元シミュレートした.Guided Bone Regeneration(GBR)を行うにあたって,理想的とされる骨形態を想定し,3D-CTデータ上で必要な造成骨データをシミュレートした.この3Dデータからラピッドタイピングの手法を用いてABS樹脂にて顎骨3Dモデルを作成し,同時に造成骨3Dモデルについても作成した.結果,理想的とされる骨形態が回復された顎骨モデルが完成することができた.
次に市販されている厚さ0.1mmのTitanium Micro Mesh(ACE, USA)を骨造成モデル上でGBRのためのフレームの形態修正や調整を行い,カスタムメイド3Dチタン薄膜を製作した.この薄膜をあらかじめオートクレーブ滅菌を施し,ひとまず臨床応用することができた.フレームの適合は良好であり,骨造成量もあらかじめシミュレートされているために手術効率がよくインプラント埋入および自家骨移植を含めたGBR手術を行うことができた.
さらにこのGBR用3Dチタン薄膜チタンメッシュをCAD/CAMにて自動作製するために,メッシュフレーム自体のCADデータをシミュレートしている.しかしながらメッシュ構造のワックスパターン様の三次元CADデータにおいて厚さの決定項目を検討している.そのため純チタンブロックを切削し,CAM製作するところまでは至っていない.次年度に引き継ぐ予定である.

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] コンピコータ支援による最新インプラント治療2005

    • 著者名/発表者名
      楠本直樹, 矢谷博文
    • 雑誌名

      日本歯科評論 65(9)

      ページ: 181-183

  • [雑誌論文] A novel method of removing artifacts because of metallic dental restorations in 3-D CT images of jaw bone.2005

    • 著者名/発表者名
      Sohmura T, Hojoh H, Kusumoto N, Nishida M, Wakabayashi K, Takahashi J.
    • 雑誌名

      Clin Oral Implants Res. 16(6)

      ページ: 728-735

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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