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2005 年度 実績報告書

ヒト骨形成因子遺伝子導入による軟骨、骨誘導

研究課題

研究課題/領域番号 17791453
研究機関京都大学

研究代表者

大久保 康則  京都大学, 医学研究科, 助手 (50378618)

キーワード軟骨 / 骨 / 骨形成因子 / 遺伝子導入
研究概要

1.免疫抑制剤の投与
比較的為害作用の少ない免疫抑制剤タクロリムスを全身投与することより免疫抑制したラットにヒトBMP-2発現アデノウイルスベクターを注入しin vivoでの骨誘導活性検定を行ったところ、軟X線学的、組織学的に投与後21日後には骨形成認め、生化学的にはアルカリホスファターゼ活性の上昇、カルシウム含有量の上昇を有意に認めた。タクロリムスの局所投与においてはラット下腿部筋肉内にヒトBMP-2発現アデノウイルスベクターを注入投与する際、タクロリムスを混合投与することにより局所的に免疫抑制し、軟X線学的、組織学的、生化学的に評価したところ、全身投与と比較して骨形成量は少ないものの軟X線学的、組織学的、生化学的に骨形成は認められた。
2.生体材料の使用
〔コラーゲンの使用〕悪性腫瘍に対する治療で試みられているコラーゲンによる宿主免疫からの保護作用に期待し、ラット下腿部筋肉内にヒトBMP-2発現アデノウイルスベクターを注入投与する際、コラーゲンを担体とし使用し、軟X線学的・組織学的、生化学的に生物検定を行った。投与後21日後には骨形成を認めた。
3.間葉系幹細胞の使用
〔同系ラット間葉系幹細胞の使用〕間葉系幹細胞の免疫抑制作用期待し、ラット下腿部筋肉内にヒトBMP-2発現アデノウイルスベクターを注入投与する際、コラーゲンを担体とし培養増殖させた同系ラット間葉系幹細胞を使用し、軟X線学的、組織学的、生化学的に生物検定を行い、比較検討したところ、軟X線的には不透過像をみとめたものの、組織学的は明らかな骨形成は,認められなかった。

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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